「実話をダイバーシティでアレンジ」イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
実話をダイバーシティでアレンジ
実話をベースにした本作だが、フェリシティ・ジョーンズ扮するアメリアは、実際は男性。
そのため、エディ・レッドメイン演じるジェームズとの恋愛要素を高めるための変更かと思いきや、主人公の2人が、愛ではなく友情を育む関係として描かれているのがポイント。
これまで作られた男女が一緒に行動する冒険映画の多くは、男性が勇猛果敢でたくましく、女性は男性に守られる立場といった構成が多かったが、それを逆転しているあたりが、昨今のダイバーシティ化の表れといえる。
フェリシティといえば、『ビリーブ 未来への大逆転』でも、男女平等問題をライフワークにした実在のアメリカ連邦最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグを演じただけに、こうしたタフで芯の強い役はお手のもの、といったところか。
アマゾンプライムでも配信しているが、できれば大スクリーンで観たいところ。
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