「ポリドリ、、」メアリーの総て ユージーンさんの映画レビュー(感想・評価)
ポリドリ、、
小説「フランケンシュタイン」の生みの親であるメアリー・ゴドウィンが、その執筆に取りかかる前後の話で、パーシーとの出会い、駆け落ち、義妹クレアとの三人暮らし、夜逃げ、娘の死、放蕩な男爵宅への居候など、さまざまな経験が彼女を襲いますが、時間としては、ほんの一、二年というのが、驚きです。
階級制度や性差別の厳しかった時代に、アイデンティティを失わずに生きた女性だからこそ、不朽の名作を生み出せたのだな、と感心しました。エル・ファニングの、可憐な容姿でありながら芯の強さを感じさせる演技も、とても良かったです。
しかし、今作の登場人物で一番、気持ちが惹かれたのは、バイロンの主治医であるポリドリでした。
なんて、救われない男だったのか、、
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