「割と難しい」騙し絵の牙 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
割と難しい
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大手出版社の社長が死に、一族外の佐藤が社長になる。
赤字だが100年以上の歴史を持つ小説部門(佐野・木村)と、
新しく来た編集長(大泉)のいる雑誌部門が何かと対決。
小説部門にいた松岡は、斬新な新人を発掘し推すが却下される。
100年の歴史の風格に合わない的な理不尽な理由だった。
やがて松岡はベテラン作家への態度が問題視され雑誌部門に異動。
大泉はその新人の作品を雑誌に載せると言って連れて来る。
二枚目だったので色んな手を使ってメディアに売り込んだ。
それで有名になったので、佐野らがこの二枚目を横取りする。
そして小説部門からデビューさせると記者会見を開く。
でも全ては大泉の罠だった。会見中に二枚目が突然の告白。
その作品は行方不明の友人が書いたものだったとのこと。
これにより佐野は失脚する。二枚目は大泉が用意した俳優だった。
しかも本物も見つかってて、雑誌部門に連載する方向となった。
そして先代社長の息子がアメリカから帰って来る。
大泉は実はそことつながっており、佐藤も失脚させる。
そして松岡が突然の退職、実家の小さな本屋を継ぐ。
上記本物に気に入られており、その本を出版までした。
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何かと騙し合いばかりで、コロコロ変わっておもろいのやが、
何かよう分からん部分も残ったなあ。
まず大泉は何故偽作家まで用意して佐野を失脚させたのか?
佐野が横取りのようなことをしたから佐野が失脚したが、
もししなかったら、自分が失脚することになるんやけど・・?
刺し違えてでも失脚させたい、という仇ならともかく、
佐野はそこまで悪ではないと思うのやが・・・。
あと松岡が偶然落とした原稿から大泉はこれを思いついただけで、
それまでは佐野を失脚させようとかしてなかったと思うのやが、
先代の息子との話を聞く限り、佐藤の失脚中心に動いてたっぽいし。
それに先代の息子がアメリカでアマゾンと契約して来て、
それにより今後この人が社長になって佐藤が失脚するんやろけど、
その契約ができなかったらどうすんの?
既に社長になってる以上、そのまま佐藤が居座ると思うのやが・・。
何かホンマに色々分からんかったなあ。