「出版業界への問いと、自分たちへの問い」騙し絵の牙 sdfghjklさんの映画レビュー(感想・評価)
出版業界への問いと、自分たちへの問い
クリックして本文を読む
ストーリーとして、大逆転感やテンポの速さがあったかと言うと、もっとあった方が理想ではあったが、とても面白かった。
出版業界という自分たちの美学に縛られ、緩やかに沈み続けていることに対して痛烈に描かれている。薫風社一社の問題ではなく、業界全体への問い。それは配信会社である角川への問いにもなり、最後に中止が確定した構想は、実行したさくらタウンへの問いにしか見えなかった。一方で紀伊國屋の名前がよく出てくるのは、松原さんが役員に入っている角川への配慮も見えた笑
Amazonとの包括提携、自分たちで作り一冊しか売らない森岡書店、この物語の続きは現実世界で楽しむことが出来る。
コメントする