「優れた才能には何者も敵わないのだ。」騙し絵の牙 へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
優れた才能には何者も敵わないのだ。
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この物語は、松岡茉優ちゃん演じる若手女性編集者が、海千山千の作家,出版関係者に揉まれに揉まれて、新たな夢を叶えるサクセスストーリーである!
…ま、間違ってませんよ?笑
前評判の「予測不能」はまだしも、「だまされる」はどうかなぁ。(一番予想できなかったのは城島咲のアレか)
逆転の連続というシークエンスは大層面白かったけれど、最も痛快なのは、速水の終盤の台詞。「僕らは書かせる人」…そう、どんなに売り方を考えようが、結局はクリエイターの才能と、エンタメを望む需要が一番大切。それには勝てないのだ!(現に独りよがりの主張や、作品の出来を無視した側は敗北している)この作品最大のメッセージとツボって、そこにあるんでしょうね。
俳優陣の演技が素晴らしいのはキャストの並び見ただけで約束されているが、観賞後に気がつく配役の妙!
勝ち組や優れた才能を発揮した人物を演じた俳優さんたち…皆さん、演技意外にも多才で知られているのよね。
松岡茉優ちゃんは、歌にダンスにバラエティMCにコメント力がハンパない。池田エライザは、(劇中と同じく)モデルに歌に映画監督。宮沢氷魚だって大人気モデルだし、リリーさんにいたっては俳優が本業ではない!笑
原作者は、大泉洋を徹底的に取材して作品を書き上げたそうだけど、その他キャスティングももしかしたら、御本人さんらの多才ぶりをイメージしたのかもしれないなぁ。
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