劇場公開日 2021年3月26日

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「ワクワクが止まらない」騙し絵の牙 HARU-2000さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ワクワクが止まらない

2021年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

テンポが良い映画で始終ワクワクしなが観ていられました。
映画の構成は「七つの会議」に似ている気がします。ただしお話の起承転結の『転』の部分がスリム化されているので映画は一気に終盤まで走り抜けていきます。だからといって単調には感じませんでした。よく登場人物の悲哀みたいなものを描いて、深みをもたせようすることがありますが、無理やりそういう要素を加えようとすると逆に物語が薄っぺらくなってしまうので、私はこれで良いのではないかと思いました。
ちょっと気になったのがラストで怒りを爆発させて紙コップを床に叩きつける場面。あれはちょっと「らしくないな」と思いました。あそここそ「またその笑い方をする~」と言われた、あの笑顔を是非浮かべて欲しかったように思いました。

ところで出演していた塚本晋也氏の監督作品、『バレットバレエ』を想起させるシーンがありましたが、あれ多分偶然ですよね(笑)

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