「思ったよりマイルド ~カレーに例えるならバーモント中辛~」騙し絵の牙 Lucky!さんの映画レビュー(感想・評価)
思ったよりマイルド ~カレーに例えるならバーモント中辛~
小説は未読ですが、たぶん小説のほうがいいんじゃないのかなぁ?
タイトルの「牙」から、かなりシリアスな作品をイメージしてたけど、
ちょっとほんわかした雰囲気なので、牙のイメージが伝わりにくかったです。
一応「上司に牙をむく」ところが牙なんですね。
なんにしても、インドカレーの店に行って日本のカレーが出てきちゃった~
みたいな、期待したよりマイルドな味でした。
雰囲気的にも、展開にしても
でも、ストーリー的には好きな方です。
出版業界の実情にも少し触れられて新鮮に感じたのと、
メルヘンチックなオチも気に入りました。
評価点は3.5か4.0か迷うところですが、
松岡茉優の普通女子役が自然でなかなか良かったし、
普通っぽさがかわいかったので4.0にしよう!
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pipiさんのコメント
2021年4月9日
コメントありがとうございます〜。
そうなんですよ。原作のキーワードは「騙し」ではなく「騙し絵」なんですね。
マイルドで柔和、温和に見える表面の絵が、実はまるで様子の違う「もう一つの絵」を秘めていた。
そんな人物が主人公・速水でした。
さらに高野恵は非常にしたたかで、おそらく大半の男性ウケはしないキャラクターでした。今をときめく松岡茉優には、まだ演じさせられない役かもしれません。悪印象がついてしまう(笑)
他の方がコメントされていたように「原作」とは呼ばず”Inspired・・by ・・”という表現が普及すると良いのかもしれませんね。