「コテコテしてるがしっかり楽しめる娯楽作」騙し絵の牙 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
コテコテしてるがしっかり楽しめる娯楽作
観終えて帰りの電車で『Lie Lie Lie』という中島らも&中原俊監督の映画を思い出す。あれも面白かったな。
こちらも面白かった。ヘンなタイトルなんで途中それのことをずっと考えてたのだけど、そうか〜と。
娯楽ドラマとしてのいろんな要素をうまく詰め込んだストーリー。出版業界の今と経営バトルを背景に、ふらっと現れる謎の編集長の雑誌立て直しと裏の仕掛けの数々。大泉洋のキャラクターが出来過ぎっちゃあ出来過ぎだけも、娯楽として楽しめる、という感じ。欲を言えば、定番過ぎるキャスト過ぎてサプライズがあまりない。言ってみればコテコテなところが2021の映画として弱いなぁ、と。あと音楽もコテコテ。
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