劇場公開日 2021年3月26日

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「本屋の物語として・・☆」騙し絵の牙 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5本屋の物語として・・☆

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

予告編を何度も見て、大泉洋の騙しのイメージで もう少しエンタメっぽいものか・・と
思って見にいったが、出版の特に書籍関係の物語として観れば、なかなか面白い作品だった。

ずーっと言われているが、日本の書籍流通の危機感と街の本屋さんの消滅。
松岡茉優の実家として登場する本屋の雰囲気が、しばらく前まで近所にあった本屋さんに
似ていてとても懐かしく、ここ10年余りで近くから5軒ほどなくなってしまい、いまや
本屋に行くのに 交通機関を使わないと行けなくなってしまったこと。
そう嘆きながら、amazonで本を購入したりする自分。

大泉洋、松岡茉優ともにもちろん良いし、佐藤浩市、木村佳乃等脇も固めている。
若手の宮沢氷魚と池田エライザが意外なくらい上手く演じていた。

「騙し」というタイトルに騙されず、「本」の好きな人には楽しめる物語かな・・

☆ムーミン