「大泉洋よ。」騙し絵の牙 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
大泉洋よ。
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ある編集社の社長が死んだことで社内が権力争いに巻き込まれていく中、「トリニティ」という雑誌の編集長がいろんな企画を立ち上げていく話。
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この大泉洋が『コンフィデンスマン』のダー子的な、何にも囚われない自分の目的のために突き進んで、驚く仕掛けをしてくれてるキャラもの映画だと思っていた(というか中盤までほぼそう)。
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なので、あー!騙された!!ってスカッと劇場を後にするつもりだったんだけど、意外とこの編集長自由にやってるつもりでも結局は一企業の下で働く者の1人っていう重い雰囲気も残してて良い意味で予告に騙された。
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この役原作者が大泉洋で当て書きして書いたって言ってたけど、原作者にとって大泉洋はあー見えていろんなところに忖度してる人に見えてるのかなとか思った(笑).
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やっぱり私は池田エライザちゃんの話めっちゃ好きで、劇中で小説家の大先生に松岡茉優が女性観が古いと言う場面が出てくるんだけど、そう言うからにはちゃんとこの映画で更新してて良かった。
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単純にか弱い女性が狂った男に襲われるという今までの作品にありがちな流れじゃなくて、守りたい可愛い女性に作り上げられたことで男性に勝手に女性への幻想を抱かせた末に、、というとこがすごい良かった。
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