劇場公開日 2021年3月26日

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「信楽焼き」騙し絵の牙 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0信楽焼き

2021年3月27日
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楽しい

幸せ

カリスマ社長が亡くなり専務が社長代行を務める出版社で、売れない雑誌の縮小と廃刊が次々と決まっていく中で、生き残りかけてリニューアルをする編集者の話。

文芸誌を看板にしている薫風社で、看板であった筈の小説薫風までもが月刊から季刊誌に変わる中、他者からやって来たばかりの曲者編集長率いるカルチャー誌TRINITYが仕掛けて行く。

口八丁手八丁で部下も作家も転がして行く姿が愉しいこと。さらに才能や人柄を見抜き読む力に発想力まで備わっているのに、謎の胡散臭さw確かに大泉洋を当て書きしたっていうのが良くわかる。
そしていいように使われいつつも、地道に自分の仕事を進めていくバカ正直な本屋の娘。

山場も大オチも悪くはなかったけれど、新人作家の振りが見え見えだったし、仰々しく掲げたKIBAプロジェクトも大したこと無くて、個人的にはTRINITYステークス辺りがピークだったかな。

Bacchus
ゆたぼーさんのコメント
2021年4月4日

予告を観る限り伊丹十三的な作品かと思ったら普通のドラマだった!

ゆたぼー
グレシャムの法則さんのコメント
2021年3月27日

確かに個人的な贔屓目要素を除いて振り返ると、斎藤工絡みのKIBAプロジェクト展開が、見掛け倒し過ぎますね😂😄🤗

グレシャムの法則