「受け継がれるべき美」氷上の王、ジョン・カリー araさんの映画レビュー(感想・評価)
受け継がれるべき美
HIV感染を知った上での芸術への向き合い方はそこはかとなくフレディ・マーキュリーを想起させ、自分らしくあろうともがきながら生きぬいたその姿は人生や死について考えるきっかけをくれた。
ジョン・カリーが直面した人間関係やセクシュアリティの苦悩、芸術上の葛藤が描かれシリアスな内容ではありながら、最後には救いの光が見え、涙は止まらなかったが不思議と安らぎも感じられた。
死期を悟ったアーティストが最後の舞台のテーマと決めたものとは。
アスリートやアーティストの生き様に興味のある方、バレエ・演劇等パフォーミングアーツに興味のある全ての方にぜひ見て頂きたい作品。
カリーの声を演じたフレディ・フォックスのナレーションも大変素晴らしかった。
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