「説得力の欠如」告白小説、その結末 凪さんの映画レビュー(感想・評価)
説得力の欠如
突然第三者が現れ、生活に深く関わるようになったり、状況がどんどん悪くなって軟禁状態になったりと、他の作品に通じるポランスキーらしさは充分にありました。
本当にこの人は変わらないな、と思いながら楽しみました。
しかしながら、異様な状況を観ていて引き込まれるような、そんな力が足りなかった気がします。
どことなくセリフがうわすべりで、響いてこない。
独特の世界観、雰囲気作りがポランスキーの魅力のひとつだと思うのですが、それが弱かった。
ポランスキーも老けたのかなぁ…などと思ってしまいました。
とはいえ好きな監督ですし、次作も楽しみにしています。
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