「【巨大ハリケーンの中、財務省の紙幣処理施設から6億ドルを強奪を計画する連中はハリケーンに吹き飛ばされれば良いのである!「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン監督なのでカーアクションもバッチリです!】」ワイルド・ストーム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【巨大ハリケーンの中、財務省の紙幣処理施設から6億ドルを強奪を計画する連中はハリケーンに吹き飛ばされれば良いのである!「ワイルド・スピード」のロブ・コーエン監督なのでカーアクションもバッチリです!】
■アメリカ西海岸にカテゴリー5の巨大ハリケーンが迫り、住民たちは避難する。そんな混乱に乗じて武装集団が財務省の紙幣処理施設から6億ドルの強奪を計画し、実行に移す。
施設のセキュリティを担当する連邦職員のケーシー(マギー・グレイス)は、気象学者・ウィル(トビー・ケベル)の手を借り、ハリケーンが襲来する中、6億ドルの奪還を図るのである。
◆感想
・ウィルと兄のブリーズ(ライアン・クワンテン)は、幼い頃にハリケーンにより、父を失いそれ以降、齟齬があった。
だが、緊急時になった時に、兄弟は手を取り合い、ハリケーンの中、強盗団と対峙していく・・、などと言うストーリーはハッキリ言って、どーでも良くって、この作品はカテゴリー5のハリケーンの中で、6億ドルを奪おうとする愚かしき強盗団と、取り戻そうとするケーシー、ウィルと兄のブリーズとの攻防をハラハラしながら、愉しむ作品である。
■「ワイルド・スピード」のロブ・コーエンが監督だけあって、カーアクションシーンはバッチリである。
特に、6億ドルを積んだ強盗団のトレーラーに兄のブリーズが運転する災害特殊車両からウィルが飛び移り、人質になったケーシーを助けるシーンなどは、”君は、気象学者ではないのか!”と突っ込みを入れたくなる程である。
<迫るハリケーンの中、強盗団が奪った4億ドルを乗せたトレーラーや、強盗団が吹き飛んでいくシーンは、実に爽快である!
気象学者のウィルは、的確にハリケーンの眼を読み行動するところなども、只のおバカ強盗団との頭の違いが良く分かって、大変に良いのである。
今作は、カテゴリー5の巨大ハリケーンの迫力と、カーチェイスの迫力の相乗効果が、大変宜しき作品なのである。>