「ツッコみは野暮。ご都合主義満載のディザスター・サスペンス!!」ワイルド・ストーム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコみは野暮。ご都合主義満載のディザスター・サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:ハリケーンと強盗犯という最悪な組み合わせの中、気象や地の利を活かして立ち向かっていく主人公達の孤軍奮闘ぶりが、痛快でハラハラさせられる。
否:展開は非常にご都合主義で、ツッコみどころが多すぎる印象。
史上最大級のハリケーンと、その最中に起きた危険な火事場強盗。巻き込まれてしまった気象学者と警備員、そして気象学者の荒くれ者の兄の3人が、襲い来る暴風の中を、その気象を逆手に取って強盗犯に立ち向かっていく様は、非常にスリリングかつ痛快です。
ただ、展開としてはとってもご都合主義というかツッコみどころが多いのも、また事実です。ショッピングモールのシーンなんかでは、
「いやいや、それはさすがに・・・」
なんていう作戦が登場したりしますので、その辺りも注目してみて下さい(笑)。
アクションだけではなく、失われた兄弟の絆の修復や、戦い続ける孤高な女性の葛藤、そして人間が持つ欲望の醜さなんかも垣間見える作品ですので、気になった方は是非。
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