「あらゆる物が誇大。でも全部OK!」ワイルド・ストーム bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
あらゆる物が誇大。でも全部OK!
興奮した。めちゃくちゃ楽しかった。細かい事、言いっこなしで観たら、興奮が止まらん!
目の前で起きることに何の疑いも持たず、眺め、驚き、慄いて、スゲー!と驚嘆し、興奮してれば良い映画。デートで、これ見に行くと、女の子はささくれます。全力回避すべし。
ツッコミ入れるとキリが無いのもご愛嬌。車のホイールのセンターキャップ、あんな飛び方しないでしょ。さすがに低気圧で、あの吸い出しは無い。飛行機などは980と0の差です。そもそも、ぼったくりの現ナマ6億ドルとか、言いなりになるロンダリング役がいない限りは、ただのゴミと思うべし。つまりは、ただのゴミをめぐる命がけの攻防です。兄弟だけに通じるアメフトフォーメーション。今更こんな陳腐な話、見る価値を感じません。などなどと言いたいところだが、そんな事はどうでも良いのであって。
賞金6億ドルはシエラレオエやブータンの国家予算レベル。シリアより多い。戦争になっても不思議じゃない。と考え出すと、マシンガン、ガバガバにぶっ放して跳ね返して、もっとやれよ!って言いたくなって来る。
端的に言うと、くだらない。何でこんな映画見たんだろうと、鑑賞後自問自答する人もいるだろうが、時すでに遅しですよ。野郎が好きそうな映画だし、ツボを突いてる、間違いなく。
音楽がやたら重厚だなぁ、と思ったら、ブルガリアン・シンフォニー・オーケストラだと。国立?しかもエンドロールで編成がわかるんですか、バイオリンもビオラも15本づつで、チェロとか20人くらいの名前が出て来ます。そりゃ迫力あるわ。聴覚的にも楽しかった!
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