「ドキュメンタリー作品なのに脚本がある。」子どもが教えてくれたこと kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドキュメンタリー作品なのに脚本がある。
監督による解説もないし、選ばれた重症の子たちが痛い治療も我慢して、自分の病気をはっきり認識して、将来何が起こるかもしれない不安なんてそっちのけで健気に生きる姿。序盤は彼らの日常、病院外での生活も映し出される。
アンブル、テュデュアル、カミーユ、イマド、シャルル、ジェゾン。それぞれの闘病生活。入院することよりも、むしろ在宅医療についてに重きをおくようになり、それぞれの両親も接するうちに二人三脚で闘病生活を送っていることがわかるのだ。鼻の穴から管を通してる子が多いけど、それが日常、どこで痛みが訪れるかもわかっている。
とにかく笑顔が素敵な子供たち。自分と照らし合わせても、なんて自分が腐ってるんだと恥じることが多くなる。脚本ありのようだが、5人の子供の映像を編集によってストーリー仕立てにする効果もいい。
ハクタマタタ♪こんなに勇気づけられる曲だったんですね。また『ライオンキング』も観たくなったけど、彼らも新しいライオンキング観たのかな~感想を聞きたいです。また題材が題材だけに普通なら泣けてくるはずなのに、とにかく明るくしてくれた上に勇気をもらえる作品になっている。ある意味、魔法のようなドキュメンタリーでした。
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bloodtrailさんのコメント
2019年12月2日
kossyさんへ
コメント頂いてたのに気付きませんでした!
「死を恐れず軽んじず。生を楽しむ」と言うフランス的な死生観も感じるドキュメンタリーでした。2019年は、こう言う素晴らしいドキュメンタリーが無いですw