「原作を読んで映画を観に行きました。 原作は小説ということもあり、ミ...」パラレルワールド・ラブストーリー 佐々木密さんの映画レビュー(感想・評価)
原作を読んで映画を観に行きました。 原作は小説ということもあり、ミ...
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原作を読んで映画を観に行きました。
原作は小説ということもあり、ミステリーの要素が強かったような感じを受けましたが、映画ではミステリーより登場人物の気持ちの動きに焦点が当てられていたような気がします。
なので、ミステリーを期待して見にいった方は楽しくない、と感じたかなと。
私は登場人物達の恋と友情の板挟みになる感情が非常にリアルに感じ取れましたし、共感できる感情や場面が多く、終始目を逸らさずに観ることができました。
最後まゆことたかしが交差点ですれ違い、お互い振り返るもそのまま別れて歩いていくシーンが最高によかったです。
「また見つけて、私を」
そう言って記憶を消すも、やはり、別れてすれ違い、交差点で別々の道を歩いて行ってしまう。
誰かを傷つけてハッピーエンド…とはならないけれども、運命を感じずにはいられない微妙な終わり方…
そのシーンを追いかけるように流れる宇多田ヒカルさんの「嫉妬されるべき人生」が最高。
とても素敵なラストシーンでした。
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