「結末を知った後にもう一度観たくなる映画」パラレルワールド・ラブストーリー りりこさんの映画レビュー(感想・評価)
結末を知った後にもう一度観たくなる映画
人間の奥底にあるイヤーなところが表現されてる、けっしてスッキリはしないけどなんか分かってしまうリアリティ。嫉妬心丸出しで自分のことしか考えられなくなってる玉森演じる主人公は嫌な奴だけど、段々理性で嫉妬心をコントロールできなくなってるところの表現が上手かった。吉岡里帆はカルテット以来のはまり役。染谷将太は理系の研究者ってこんな感じだよねと感じてしまう上手さ。
原作を読んでいたのに最初観た時は時間軸がよく分からないままラストに突入したけれど、思わずもう一度観たら演出の細かい仕掛けが分かってより一層楽しめた。結末分かってからもう一度観ると更に楽しめる映画だと思う。
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