劇場公開日 2019年5月31日

「思ったほど悪くない」パラレルワールド・ラブストーリー ごんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0思ったほど悪くない

2019年6月3日
PCから投稿

悲しい

知的

難しい

原作は元々持っていて、玉森ファンの友人に付き合って、ライブビューイング観賞。
周りみんな絶賛してたけど、先に酷評レビューもたくさん見ていたので温度差にちょっとびっくり(笑)でも、そんな酷評するほど悪くなかった。予告の驚愕の108分とか謎解きミステリーという言葉は違和感があるけど、普通に楽しめる。
役者の演技は、私は上手い下手は分からないけど、良かったんじゃないかと思う。玉森ファンの大絶賛を聞いていると、いや、染谷将太には及ばないしそこまで!?と思うけど、いい感じにイケメンクズ男だった。ライブビューイングでトークしてた人とは確かに別人みたいだったから、自分の雰囲気は消せるんだろうと思う。吉岡里帆の役は、原作でもちょっとズルいんだけど、この映画では揺れる心理描写がなくて、崇史がクズ男通り越して犯罪者まがいな男になってしまっているのがちょっと気の毒。監督がいろんな解釈をしてほしいと言っていたので、わざとなのかな?吉岡里帆と麻由子のキャラは合っていると思うし、文句なしに可愛かったけども。でも、話を聞いていると、いろんな監督のこだわりが逆に分かりにくい映画にしているような気がした。もうちょっと面白くできたんじゃないかと思うと、なんか惜しい。原作からカットされている部分や変えてある部分で、私個人としては残して欲しかった場面(崇史が自分の過去の罪に苦悩する様子とか、ラストとか)もあり、そこも残念。
3.5と4で迷ったけど、まあ、ギリギリ4で。本心は3.7〜8。

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ごん