「わざと難しくしてるよね」パラレルワールド・ラブストーリー らぶにゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
わざと難しくしてるよね
クリックして本文を読む
面白くない訳ではないんだけど、これって、映画化しない方が良かったのではないでしょうか。東野圭吾 作品だし、きっと、原作は、面白いんじゃないかなぁ…と。でも、序盤から、時系列もバラバラだし、現実なのか、夢なのか、分からない。題材が、パラレルワールドだけに、分かりにくくしているのだろうけど、考えながら見なきゃいけない。ちょっと疲れました。後半、なんとなく、どれが真実なのか分かってきたら、すんなりといくんですけどね。でも、あの序盤で、考えることを辞めた人は、きっと、つまらないと思います。そういう私も、吉岡里帆の最期のセリフの意味が分かりませんでした。それから、親友がスリープしたのに、その現実を受け止められないからなのか、記憶を消した玉森くんも理解できませんでした。あなたが、こんなことしなければ、パラレルワールドなんかにならなかったって話ですよ。ま、それじゃ、この作品は生まれない訳ですけどね。これ楽しむためには、原作を読んだ方がいいかな…。でも、玉森くんの行動が理解できないんだったら、原作を読んでもダメかな…。どうなんですかね…。
コメントする
bloodtrailさんのコメント
2019年6月10日
吉岡里帆の最後のセリフって「もう一度、私を探して」ですか?
「私は立ち去りますが、あなたへの愛は変わりません。一時的な別れのつもりですが、あとはあなた次第です」に、なるんだと思います。が、「もう一度」ってのがミソで。あの朝、彼は電車を乗り換えて彼女を探し回りました。「あの時の様に、私の事を探して下さい」って言う、切なさがこもっているんかなぁ、と思いました。女ってミステリーっすね....