「何度も観るべき。パラレルではない。」パラレルワールド・ラブストーリー みきてぃにのさんの映画レビュー(感想・評価)
何度も観るべき。パラレルではない。
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パラレルワールドでは無い。人間の嫉妬、優越感、同情。醜いところを考えさせられる映画。のめり込む内容ではないが、視点を変えて何度も見たくなる。
最初に記憶の切り替えについていけない人はつまらないかも。
そして、私は3度見た。
1回目は気分の良い内容では無かった。ストーカー?犯罪者?ヤバい人の話。
ストーリーの主軸がかなりズレた感じ。
東野圭吾好きなのにスッキリしないので再度鑑賞。
2回目で、麻由子目線で見てみた。
麻由子は崇史が最初から好きだった。喫茶店で再会した時から崇史の恋心復活したと思ってる。そうなると、犯罪者ストーリーではなくなる。偽の記憶の世界で好きな人と秘密を抱えて同棲しているのはツライかも。もっと麻由子の気持ちを分かりやすくして欲しい。そりゃ被害者だと誤解されるよ。麻由子の気持ちがわかった上での崇史の行動。色々と省きすぎてる。
3度目智彦目線。
ただ悲しい。
彼女より人生のヒーロー。憧れの親友が一番大事。
彼女を取られたんじゃなくて、彼女に親友を取られたと感じた。
私としては智彦(染谷)と崇史(玉森)の親友の間に割って入ってきたのは麻由子(吉岡)の方だ。
そして、原作を読んだ。
大事な肝心なシーンをカットしすぎてる。もったいない。分かりにくくさせるつもりが、ホントに分からなくなってる。
でも、癖になる映画だと感じたので評価は高め。
吉岡里帆はミスキャスト。存在感が薄い。染谷将太はさすが。玉森裕太は見直した。
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