「自分の生き方は「ラ」かも?」ラ なぴさんの映画レビュー(感想・評価)
自分の生き方は「ラ」かも?
単刀直入に言うと1回見ただけでは「??」かもしれません!
「ラ」の音は赤ちゃんの産声の音 。私は出産を経験した事が2度あるので、思い出してみると、「たしかに!同じ音だ!」と思いました 。
みんな産まれた時は「ラ」の音を出して産まれてくるのだけど、生きていくうちに「ラ」のチューニングはズレていくのかもしれない 。そのズレていく過程を表現したのが慎平だと思いました 。ゆかりや黒やんもそうだと思う。私も1回しか観ていないので中間部分はとにかく、慎平、ゆかり、黒やん、そろぞれのいろんな葛藤がありましたね 。
最後にゆかりは出産をして、そして赤ちゃんの産声を聴く。その産声「ラ」で、ズレていたチューニングが徐々に戻っていくのかな 、と思いました 。
「ラ」とゆう一文字のタイトルだけで、こんなに深い内容になっていて、考えさせられるのは凄いと思いました!
福田麻由子さん演じる、ゆかりの出産シーンは本当にリアルでした!まさに陣痛、出産の時間ってあんな感じ!息の使い方とか!素晴らしかったです。
最後に 、自分の生き方は「ラ」かも?について、、私もバンドマンだった彼との子供を授かり、本当に慎平みたいなクズ(笑)な旦那さんだったんですよ 。私はゆかりみたいに貢いではいませんが(笑)うちは立ち会い出産をしたので旦那さんも産声を聞いています。赤ちゃんが産まれてから本当に彼は変わりましたね 。慎平のようにろくに働いてなかったのが 、自分が弾いていたギターのチューニングを戻していくかのように「ラ」に近づいていった姿を思い出します。
誰にでもあるような 、ないような 、これからもしかしたら経験するかもしれない話かもしれませんね 。それが映画ラ!!