死の谷間のレビュー・感想・評価
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均衡の崩れそうな危うさ
核汚染された世界。
以前ちらりと予告を見かけ、ずっと気になっていたがタイトルが分からずに探し出せず。
たまたま見つけられて良かった😊
SFというより、密室劇のような。閉ざされた世界に、妙齢の1人の女と2人の男。表面上は助け合い、上手くやっていけるように見えたがー。
たった3人しか出ていないが、均衡の崩れそうな危うさを実力派俳優が演じ、スリリングで面白かった。
ずっと1人だった方がよかったのかな・・・
他の映画のレビューでもよく書くんですが、1人で静かに生活をしてる描写が好きなので前半の方が好きかも(笑) あんな世界になってしまったら、他に生存者がいれば「あ!やっと他の人に会えた!」なんて思いつつ「この人大丈夫かな、まともな人かな・・」とも思ってしまいますよね~。 世界が崩壊してちゃ法律もモラルもあったもんじゃありませんし、信頼できるかどうかはその人の人間性次第ですもんね。 僕がマーゴット・ロビーと出会ってしまったらできる限り紳士でいますけどね・・たぶん(笑) ←バカ
紐解けていない哲学があるのだろう
個人評価:2.0
きちんと物語の伏線は回収できているのだろうか。そうだとしたら全くこの物語を深く見れていないのだろう。
スチュエーションはありきたりで、あとは人間の内面を描く事で勝負するはずだが、浅はかな人間描写で、深い感情の表現は皆無。哲学的にも浅いと感じる。いい役者の無駄遣いで、マーゴット・ロビーの汚点となる作品だろう。
感じたままの評価は、そんなトコロだが、きっと紐解けていない哲学があるのだろう。
マーゴットの好きな方はお見逃しなきよう
核汚染で女一人、男二人が生き残ったという設定。そんな状況にあっても人間は寛容になれないのですね。
マーゴット・ロビー、キウェテル・イジョフォー、クリス・パインの正真正銘三人だけのドラマ。私自身が人間を信用しきれていないからだろうが、彼らのやりとりをドキドキしながら観た。
アカデミー賞主演女優賞ノミネートをきっかけに、マーゴットの旧作が観れるのは嬉しい。ファンには貴重な作品だろう。
原作好きとしては。。。
原作とはずいぶん変わってしまっていました。
原作好きとしては何と言っていいかわかりませんが、まあ、別物として楽しめました。
せっかく登場人物が3人になったのでもっとどろどろと人間関係が絡んで葛藤が描かれるのかと思いましたが、わりあいあっさりとしているので、そこは入りやすいかもしれません。
でも個人的には、予告のほうが緊迫感があって面白かったです。
世界観、人間関係は興味深いのですが、長尺にしたときの緩急のつけ方と求心力の持続はなかなか難しいものですね。
この世にふたりだけ
もっとドロドロした三角関係を想像してましたが、
意外にあっさり塩味でした。
こんなつまんない毎日じゃ、
手っ取り早い刺激が欲しいさって
あの女の子は結局誰でも良かったのかな。
やはり三人ってのは難しいわけで
信仰なんてあっても無くてもって感じですかね。
結局男女の痴情のもつれ?
男二人に女一人、さらに皆何年も異性と会ってないわけでそりゃあ普通じゃいられないよな(笑)でももっと人種が絡んだ系の話かと思ってた。
最初は2人で仲良く暮らしてたから焦らず慎重に仲を深めようとしてたのに、白人の男の人が来た途端に男二人がムラムラしまくり。汗かいて水飲んでる姿に思わずつば飲み込んじゃうって中2か!(笑).
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これ見て思ったのは何事も手に入れられる時に手に入れとけってことかなぁ。どんなことにもタイミングって重要だよね。
実は人間ドラマ
核汚染後の世界が物語の舞台。 気流の関係と地下水溜まりのお陰で核汚染汚染から免れた谷間の町で暮らす主人公。
アメリカの田舎町らしく、敬虔なキリスト教徒である町の住人は、生存者を捜索するために町を離れてしまっていた。 主人公の父親と弟も例外ではなかった。
燃料は切れ発電機も故障してしまい、一人サバイバル生活を続ける主人公の前に、ある日核シェルターから逃げ出してきたアフリカ系男性が現れた。
核汚染された世界はあくまで舞台装置に過ぎず、主人公(白人農家キリスト教徒)最初に現れた男(黒人男性科学者無宗教)のちに現れた男(白人男性坑夫キリスト教徒)の3人の人間ドラマ。 心情を丁寧に描きながら、ゆっくりとストーリーは進んでいく。
結末ははっきりと示されておらず、鑑賞者に委ねられていると言っていい。
トビーマグワイアがプロデューサーに名を連ねていることが示す通り、小品だが良品。
結構極限
登場人物は3人と1匹。
ぽつんと残された生活の中で、どんどん関係が変化していく様が面白い。
価値観の違いや強烈な嫉妬の眼差しにヒリヒリするけど、終盤の展開には拍子抜け。
もう少しわかりやすくぶち壊して欲しかったかも。
美しい自然とたくましい農場の風景に外側が核汚染された世紀末であることを忘れそうになるけれど、実は極限の状態であることがこの映画の肝だと思う。
信仰心の強いアンと元研究員で合理的なジョンの些細なすれ違いが後に大きく響いてくる。
物思う時に十字架のペンダントを触るアンの仕草が印象的。
生の谷間であるはずの場所が死の谷間になったときの居心地の悪さが絶妙で好き。
脳天気
核戦争による放射能汚染から奇跡的に免れた小さな谷で一人で暮らす女性に起こる出来事。
突如訪れた一人の男性との共同生活により生きることを考え直した矢先、二人の関係性を揺るがすもう一人の男性が現れるという判りやすいストーリー。
三人になってからは言葉に出さずとも終始牽制し合う男2人と意に介さずな鈍感レディ。
酒が引き金でそうなるよーねというきっかけからのギクシャク感と結末は判りやすいし面白かったけれどもう一声。
もっと壊してもっと重くを期待してしまった為、消化不良だった。
if
91本目。
サスペンスなの?
あんましそんな感じしなかったな。
まぁでも、そうなるよね。
もし可愛い子ちゃんじゃなかったら、どうなったのかな?
やってる事が、鉄腕!DASHみたいで、元メンバーが出てたら、とても頼りなったかと思う。
この世の終わりに露呈する人間の本質
面白かったなぁ
予想外のところから突如現れた掘り出し物っていう感じの面白さだった
時代は、人類が絶滅したかと思われた世紀末
マーゴット・ロビーは、奇跡的に被害を受けなかった山奥で飼い犬のファロと共に暮らしている
そこへ、防護服を着た科学者のキウェテル・イジョフォーがやってきて、またしばらくすると、クリス・パインがやってくる
そして、彼ら3人は共同生活を始める
登場人物は、信仰心の強いマーゴット・ロビー、科学者のキウェテル・イジョフォー、謎の男クリス・パインの3人のみ
その3人の心の奥底にある欲望、そこから生まれる嫉妬、そして空しさ
そんな彼らの緊迫感ある心の動きが、とても興味深く、ガッツリと見入ってしまった
この三人劇から浮き彫りにされるのは、
人は、1年後に生きているか死んでいるかも分からないという状況になった時
どのような生き方をし、
また、最後に生き残るのは、どんな人間なのか だった
いかにも善人に見える人にも、欲望や悪意が存在し、
いざという時には、そんな人の本質にあり腹の底が見え隠れする
そして、最後に生き残るのは、信仰がある者なのか、それとも無心論者の科学者なのか、それとも、何も持たずに生きる者なのか
そして、私だったら、この時、どんな選択をするのか について考えてしまった
世紀末を描きながら、SF的なショッキングな映像を使わず、ゾンビも出さず、たった3人の心理描写だけで描ききる面白さ
終始、心をざわつかせながら人間の愚かさを思い、
しかし、欲望に打ち勝てず、完璧になれないのも、また人間だからこそなのだと思った
そして、観終わった後も、いろいろと考えてしまう映画だった
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