「謎を残すところがいい」死の谷間 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
謎を残すところがいい
クリックして本文を読む
男2人女1人となると、必ず三角関係に発展する。2人だけの期間にお互いの心が一つになっていくアンとジョン。アンは肉体的にも受け入れようとするのだが、ジョンは寸前のところで理性的になってしまう。そこへ3人目のケイレブの登場。ジョンは黒人であるということも意識して、距離を置こうともするし、「もしかしたらアンの弟を殺したのは俺かも」と罪悪感にも苛まれている。
水力発電を成功させ、この後はどうなる?といったところで、ジョンとケイレブが対峙。突き落としてしまえば、即死は確実ではないにせよ、汚染された滝つぼに落下。2人の葛藤がとてもしびれる。
たった3人しか生存していない(他にも生存者は地下シェルターにいるが、会いに行けない状況)という設定で、共存の道はないのか?ジョンの考えでは、「What's your plan?」という言葉の通り、生きる目的を明確にしなきゃダメなんだろうなぁ。
【2019年ケーブルテレビにて】
コメントする