「愛しのアオヤマ君」ペンギン・ハイウェイ setsunaさんの映画レビュー(感想・評価)
愛しのアオヤマ君
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アオヤマ君は小4なんだけど、頭がいいので少々理屈っぽくクールでちょっとスカした感じの男の子。
この主人公のアオヤマ君がとても魅力的で愛すべきキャラクターでした。
いじめっ子達にも屈しないで、友達のウチダ君と日々探究や観察 実験 と忙しいアオヤマ君の日常。お父さんとの素敵な関係とお母さん妹との温かい空間。そして、将来の結婚相手としてアオヤマ君の心を離さない歯科医院のお姉さんには、お母さんとは全く違うsteadyな想いを抱いているアオヤマ君。
そんなアオヤマ君の毎日の中に突然現れたペンギン達……
ペンギンの謎。海の謎。お姉さんの謎。
それらが繋がった時
世界に歪みが 生じ始める。
この作品のファンタジーの中のリアリティが大好きでした。例えばアオヤマ君の歯の描写。
「僕は泣かないのです」と言いながら実は泣いているだろうアオヤマ君や「大人気ないことをしました」っていうセリフのチョイスや、大人ぶってブラックコーヒーを飲みたがるシーンもぜんぶ。。
お姉さんとの切ないお別れといつか会えた時にお姉さんに伝えるアオヤマ君の言葉…
「ぼくがどれだけお姉さんを大好きだったかということ。どれだけもう一度会いたかったかという事‥涙」
きっとアオヤマ君は将来もっと賢くなってお姉さんを探すだろう。
会えたらいいなと思いながら、私こそ愛すべきアオヤマ君にきっとまた会いたくなると思うので、何度もDVDを観ることになるでしょう。
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