「お姉さんは鑑賞者である私たちにも質問している」ペンギン・ハイウェイ カトソラさんの映画レビュー(感想・評価)
お姉さんは鑑賞者である私たちにも質問している
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ペンギン・ハイウェイ
鑑賞日 2018 9/17
予告編で少し興味が湧いて観に行こうかと迷ったが、映画アプリでの本作の評価がとても高かったので、観にいくことにした。ギャグあり、謎解きあり、感動あり、のバランスの良い映画だった。ペンギンが現れた原因、「海」のなかの異世界などの謎が明かされないことは、単純に脚本の不出来ではなく、原作が小説なので、「よくわからない」ということがまた本作の面白いところなのではないかと思った。好奇心がとても大切であることを感じさせられたし、あの2時間で子供に戻れた気がした。また「君の名は。」ほどではなかったが、アニメーションも良かった。特にコーラの缶がペンギンに変わるシーンや、沢山のペンギンたちの上にアオヤマくんとお姉さんが乗って駆け抜けていくシーンなどが良かった。そしてお姉さんの「君にこの謎が解けるか?少年。」という言葉はアオヤマ君だけじゃない、鑑賞者である私たちにも問うていると私は感じた。
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