「本当に惜しい!!」ペンギン・ハイウェイ モタさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に惜しい!!
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非常に惜しい。この一言に尽きる。
謎の質とそのちりばめ方は素晴らしい。真夏の住宅街に現れたペンギン、森の奥の草原に浮かぶ巨大な水の玉、それらの謎を小学生の主人公がお姉さんや友達と一緒に研究していくのだが、調べれば調べるほどわけの分からない事実が次々と浮上してくる。
そして物語の終盤でそれらの謎のすべてがつながっていることが示唆される。私も映画を観ながら、この世界はどういう仕組みで成り立っているんだろうと必死に考えていた。飛び切り面白いミステリ小説を読んでいる気分で映画を観賞していた。
結局知恵を絞って考えても何が何だか全く分からず、ドキドキしながら最終局面を迎えた。
結論。何が何だか分からなかった。
謎の説明がフワッとしすぎていて、まったく理解できない。科学的かどうかなんて気にしないから、とにかく、納得できる説明をしてほしかった。さんざんミステリ小説風に作っておきながら最後の謎の解明があやふやだった。
ほんっとうに、惜しい。この映画で不満だったのはこの点だけであり、そして、この点こそが最大の減点箇所だった。この点さえクリアされていれば、間違いなく私は星5をつけただろう。
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