「前衛的かつ美麗な描写」ペンギン・ハイウェイ さばたんさんの映画レビュー(感想・評価)
前衛的かつ美麗な描写
前評判が良かったので観に行きました。感想は、うむ…よく分からん!でした(笑)。描写は綺麗で、特にクライマックスでは前衛的・空想的。千と千尋の神隠しの電車の場面を彷彿とさせました。ペンギンはキュピキュピしてて可愛かったですねー。登場場面がもっと欲しかった(苦笑)森見アニメには、こんな空想的な情景をよく小説の文章からおこしたなー、といつも驚かされます。
さてストーリー面ですが、個人的にはカタルシスを持てず、終始???の連続でした。一見爽やかな見た目で子供向けの分かりやすい作品なのかなと見せかけつつ、そうそう…これは完全なる森見ワールド。割と難解。子供時代が大人びていたのなら、共感するものが有ったのでしょうか。他のレビューの方は、とても心が動いたようですが、私は共感するものがなかったので、自分には何か欠けているのか??と自分を疑ってしまいました。小学生にしては、言動が大人び過ぎているし、そのうえ絵と字が上手い。およそ自分が想像する小学生男子からかけ離れ過ぎていて…。あと達観した学者キャラが多すぎて、ちょっと偏ってるなーと。食傷気味になりました。
ともあれ、みずみずしい絵作りはとても好きでしたので、同監督の今後に期待します。
コメントする