劇場公開日 2019年1月12日

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「世界のことを何も知らない(日本のことだって何も知らないのですが)」未来を乗り換えた男 琥珀さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5世界のことを何も知らない(日本のことだって何も知らないのですが)

2019年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原作もその背景も知らずに、サスペンスフルな映画、という謳い文句に捉われて観てしまった自分がいけないのですが、少々退屈でした。

自分が何も知らないことを改めて実感したのが、下記二点。
❶第2次世界大戦の戦勝国のはずのフランスが、パリも含めてナチスドイツの占領下にあり、レジスタンスの掃討という名目で、フランス人自身、或いはフランス警察がナチスに加担したという屈辱的な歴史を持つこと
❷当時のメキシコが実態はともかく、ヨーロッパの人からは夢見ることができる国だったということ。『ボーダーライン』やその他麻薬犯罪の映画のイメージが勝り、どうしても逃亡先の選択としての想像が追いつかない。
この映画とは関係ないがメキシコの麻薬カルテルはいつどうしてできていくのか、についても何も知らないことに気付かされた。

グレシャムの法則
talismanさんのコメント
2021年8月31日

グレシャムさん、コメントありがとうございます!フランスはヴィシー傀儡政権だったしナチ残党が逃げる場所は南米だし。そんなことも示唆してる映画なのかもしれないですね。

talisman