「更けゆく秋の夜~♪と、つい口ずさんでしまう」芳華 Youth kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
更けゆく秋の夜~♪と、つい口ずさんでしまう
4DXで見たかったなどと書くと、「お前は汗フェチか!」と罵声を浴びせられるかもしれませんが、やはりタイトルが示す芳しさを感じてみたかった。主人公の女の子シャオピンの実家では水道代がかさむから風呂にはなかなか入れないほどで、シャワーが無料で使えると聞いてすっごく喜んでいた。父が解放されたのよ!などとスイツの言う言葉に、自分の父親が心配になるシャオピンは解放されることを信じて軍服の写真を送り、手紙を書く・・・
文化大革命、周恩来、毛沢東、テレサテン、激動の時代中国におけるキーワードがとても勉強になる映画でもありました。軍の慰問なんかに出演する文工団。彼女たちの創作ダンスの美しさに魅了され、どんな文化の違いもあれ、青春してるな~と、共感するところが多い。
甘酸っぱい青春時代、それがぶっ飛んでしまうくらいの戦争シーンの残酷さ。PG12なんだからどこかにエッチなシーンがあるに違いないという甘い期待はもろくも崩れ去りました。あ、ここだったのね。帰宅してから思わず中越戦争をググりました。
冒頭から5つも6つも制作会社のロゴが登場する中、人民解放軍なんちゃらとかいうロゴが出たため、反戦的、体制批判的な描写は一切ない、多分。ただただ激動の中国を過ごした若者たち、そして文工団解散後の彼ら。資本主義打倒と言ってた時代から、現代の資本主義どっぷりで経済大国ともなった中国にありながら、時代から取り残されたような二人の哀愁漂う姿に思わず涙した。
シャオピンよりもスイツが好き。ちょっと夏菜似のアコーディオンの子も気になったので、思わずパンフ購入。びっくり、封筒の中に製本してないバラバラ写真のパンフだった!どういう意味?
先日、会社でカップの話で盛り上がりました。一番萌えるカップは何カップか?
見栄を張ったCカップが最高。ドヤ顔のEが最悪という結論になりまして。いや、盛り上がってたのは女子なんですがw
シャオピン、見栄を張り過ぎのCくらいじゃなかったですか?