「食べることは生きること」そらのレストラン 映画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
食べることは生きること
大量生産大量消費の現代、食べものの裏側が見えづらくなっている。スーパーで色や形の見た目、値段だけで評価されてしまうが、自分の口に届くまでには自然の恵みや、多くの人たちの想いや手間暇が込められている。そのことを改めて痛感させてくれる作品。
ストーリーは先が予測できるやや単調な構成だが、ほんわか温まるキャスティングに、日ごろ食事を共にする人たちとお酒でも片手に観るのも良さそう。
食べることは生きること。重くなりすぎてはこの作品の雰囲気を壊すが、その生死や生態系についての内容ももう少ししっかり描いてほしかった。(大谷さんとのエピソードや食肉など)
食べものを舌だけではなく、頭と心を使って、さらに自然の中でいただくことがなにより贅沢なことではないだろうか。
全編北海道ロケの大自然の緑が、都会の映画館で観ている僕の目に刺さった。田舎が恋しくもなった映画。
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