劇場公開日 2018年11月9日

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「やすこ、いなそうで意外といそう」生きてるだけで、愛。 hhelibeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5やすこ、いなそうで意外といそう

2019年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なかなか面白かったしグッとくる場面も色々あったけど、ちょっとアレだわ、菅田将暉がかっこよすぎる…。
最終的にエンドロールでは「ああああーーー菅田将暉かっこいいわあああーーーーーー」てなっちゃったから、このキャスティングは多分失敗(私の中では)

それでもがんばって内容を掘り起こすと、屋上でふたりが語り合うシーンの趣里ちゃん演じるやすこのセリフは自分の中のモヤモヤを言語化してくれた感じがした。
そうなんだよ、こっちが真剣に想いを伝えてる時、ぶつからないようにいなして空気を乱さないのは決して「優しさ」なんかじゃないんだよ。

やすこは大変エキセントリックで、人によっては「いねえよこんな奴」って思うかもだけど、私はかなりリアルだと思ったし人生で出会った何人かの顔が浮かんだ。
朝起きれなくて絶望するのは40才の今でもちょくちょくあるし、ほんのちょっとズレてたら私もやすこだったかもしれない。

まあでも趣里と菅田将暉だし、部屋も散らかってるけど川の見える屋上があったりしてお洒落だし、やすこの服もいちいち可愛いし、バイト先もカフェバーだし、なんだかんだでイケてんなー、とも思ったけどそこまで含めてリアルな気もする。

hhelibe