時間回廊の殺人のレビュー・感想・評価
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リメイクだけど独自性も光る珍作
ベネズエラ映画『マザーハウス』のリメイクであることを、観終わってだいぶ経ってから知った。とにかくジャンルを次々と飛び越えていくぶっ飛んだ脚本に夢中になったのだが、ベースは別にあったのか。にしても「コワすぎ!」シリーズや『コクソン』にも似た祈祷シーンの面白さや、唐突に飛び出す日本語のインパクトなど、韓国という土地や歴史でないとありえないネタをガシガシブッ込んできていて、ちゃんとこの映画の得体の知れない魅力に繋がっているのがいい。強引といえば強引だけど、全編がはっちゃけているので、ラストも素直に感動してしまった。監督が映画で遊んでいる感じがとても楽しい珍作にして快作でした。
【時空の歪んだ家で起こった悲劇と過去の出来事。そして、母の息子への愛を描いたサスペンスホラー。】
■1992年11月11日。
ある家で夫と息子ヒョジュが殺害される事件が発生し、殺人容疑で妻・ミヒ(キム・ユンジン)が逮捕された。
彼女は無実を訴えるも、懲役30年が求刑される。
そして25年後、仮釈放されたミヒは遺体が見つからない息子の手掛かりを得ようと、事件のあった家へと戻る。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ホラーテイストの中でのミステリー要素と、タイムトラベルがミックスされた作品である。
・キム・ユンジンが若きミヒと年老いたミヒを演じているが、矢張りっ子の名女優の存在は、今作に置いて大きいであろう。
・作品展開で、少し粗い点もあるがストーリー展開はグイグイと引き込まれる面白さである。
<仮釈放されたミヒを訪ねて来るチェ神父(オク・テギョン)が、とても良き男で、彼がわざわざ訪ねて来た理由が分かるラストも良き作品である。>
期待してなかったけど
ただのホラーかと思って見に行ったので正直思った以上に面白かった。テンポもよくて最後まで飽きることなく見れたし感動した。
最初は怖っ!最後は号泣(笑)キム・ユンジンの演技に引き込まれた感じ。
誰かと見に行くと後から「だからあの時~したんだね」とか話題に困らない映画だと思った。
えっ、そっち?
57本目。
犯人探しと思いきや、えっ?
怖っとも思ったけど、最後は成程ね、そう言う事かと。
でもちょっと待て、結局は繰り返すんだよな?と。
自分で自分をやった方が変えられるじゃ?
何か消化した様で消化しきれてない感じ。
でも面白かった。
韓国産ホラー
時を超え、25年前の殺人の謎を解いていく話。思ってたものと違ったし、ホラー要素もちらほら。
内容は悪くなかったんだけど、時を超える、みたいな非現実的なものを、韓国映画には望んでいなかったので、ちょっと残念かな。
指紋だけ?
息子一人の失踪ともう一人の旦那を殺害した犯人として25年服役した女性が仮釈放され、失踪した息子を捜すと共に真実を追究していく話。
犯人捜しのサスペンスという感じではないからまだ良いが、仮釈放までの流れがなくて唐突に話が始まり展開していく印象であらすじを読んでいないと判り難いし、時系列の弄りかたも面倒臭い。
ホラーにしたいのか突然の大音量で驚かせる描写満載だったり、ストーリーそのものは悪くないのに安っぽい感じ。
それなりには締まったけど、それなら旦那だけを失踪させられたら…と思ってしまったし、ホラー要素は不要。
伏線はいろいろ良いのだけれど…。
タイムワープか怨念話か超自然ホラーか、まあいろいろ転がし方はあったと思うのだけど、詰め込み過ぎた上に時間軸も入り組んでむちゃくちゃ面白くなったかなー、と思いきや…。
全ての方向性が中途半端に進んでちょい残念。特に日本人が出てきて怨念話に盛り上がると期待させておいて…残念。
時間が歪んだ結末にもどうも納得いかず。
悲しい。
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