劇場公開日 2018年7月28日

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「内容は良い。映画としては最低」ヒトラーを欺いた黄色い星 つとみさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0内容は良い。映画としては最低

2024年1月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

ホロコーストをベルリンで生き延びた四人のユダヤ人の物語。
最初にインタビュー映像が出て、そのあと本編と思われる当時を再現した映像に変わっていくが、2サイクル目のインタビュー映像が出たくらいに、これはダメだなと思った。

彼らのインタビューの内容は興味深いし、とても有意義なものだが、本作がドキュメンタリーではない映画だと仮定するなら、こんなに酷い映画もそうそうないと思う。
当時の映像で、若き生存者たちがピンチになったりするところで、それを補完するようにインタビュー映像が挟まる。そんな説明は要らないんだよ。観ている者に考えさせたり感じたりする余白を持たせて欲しい。何でもかんでも説明するな。
緊迫の場面でいちいち入ってくるインタビュー映像のせいで没入感など皆無だよ。
これではテレビ番組の再現VTRか、悪くすれば中高生が授業で見る教育ビデオと何ら変わらない。

ドキュメンタリー映画は好きではないので観ないため、ドキュメンタリーとしての出来や価値については何も言えないけれど、本作がドキュメンタリーではないというならば、こんな作品を評価してはいけないと思う。

本当は、世界的な右傾化の流れを凄く感じて面白かったりしたけど、それは映画の出来とは関係ないからなあ。

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つとみ