「A German Life」ゲッベルスと私 critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)
A German Life
A German Life・・
とある語り。ブルンヒルデ・ポムゼルの語りは、我々一人一人の語り。
時代を生きるということ、
時代の中に生かされたということ、
それは、個人として、共同体の中で、世界の中で、自分の位置をめぐって語り出すということ。
彼女の言葉は、彼女の時代診断であり、また我々の時代診断でもある。
人は悪の凡庸さに気づかないのではない。
気づいているがゆえに、凡庸であるかのごとく振る舞えるのだ。
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