ゴースト・ストーリーズ 英国幽霊奇談のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
『トリック』のようにはじまり
『シックス・センス』のように終わる
『ホースガール』『二重螺旋の恋人』的
やりたいことは分かるが、個々のホラーストーリーに納得がいかない。知的を装ったエンタメ作品
ホラーというより怪奇映画といった雰囲気
ドーンという効果音で目が覚める。会話がつまらなくなってきたら眠くなり、そして静寂ののち、ドーンなのだ。なかなか巧妙なテクニック(笑)。
さて「降霊術師のウソを暴く!」などという番組に出演したりするフィリップ・グッドマン教授。死んだと思っていた、尊敬するチャールズ・キャメロンから呼び出しの手紙をもらう。まるで大槻教授のような彼の手腕に惚れ、この道に入ったのに、「目に見えるものが真実とはかぎらない」などと、オカルト擁護の発言を繰り返し、3件の謎を解明するように仕事を与えてくれた。
どのケースも解明しようという努力を怠ってるかのようなグッドマン。しかもギャラ払ってるのに聞くことで満足。ケース1のトニー・マシューズの話なんて、なぜ廃ビルの警備をしなきゃいけないのか?そこから疑問が始まるのに。結局は彼がヒッチコック好きということしか印象に残らなかった。あ、それと閉じ込め症候群の娘とか。
ケース2では引きこもりの男の子。ケース3では猟銃をもったおっさん。そして「いやー解決できませんでしたわ」とキャメロンに報告するグッドマンだった。何も解決できない、そのわけは夢落ち。すべて自分が謎の霊体験の本人だったのだ。彼は“閉じ込め症候群”の患者であったという衝撃のラスト。ただ、その夢落ちが想像つかないオチだったために評価は上がった。
怖く無いしオチガッカリ…
他の方のコメント見てみると、舞台の映画化?だそうで、舞台だと面白いかも知れませんね。
何も解決しない3つのストーリー、関連性も無し、救い無し。ホラー部分での怖かったり、ビックリする部分は個人的に無かった…。
最後のオチは、漫画とかで良くある寝落ちネタを見てる気分でした。
主人公の設定も悪者で改心しない時点で萎えます…まぁ良いエンドだったんじゃ無いですかね。
タイトルでミスリードされる、英国ジョークみたいな作品
何と言ったいいか。タイトルによってミスリードされてしまう、肩透かしな作品。
テレビ番組などで、ニセ霊能者のウソを暴いてきたオカルト否定派の心理学者フィリップ・グッドマン教授。そんな教授が尊敬する先輩博士から、"自分ではどうしても見破れない"という3つの超常現象のトリックを解くように依頼される。
元々は、2010年発表の舞台演劇で英国でロングラン上演されたほか、世界各国でも上演されている。それをオリジナル演出・脚本のアンディ・ナイマンとジェレミー・ダイソン自身が映画化している。
映画的などんでん返しとも言える映像のオチは、舞台でどう表現されたのか、舞台でやるから面白かったのかもしれない。映画としては、いたってノーマル。むしろミステリー要素が足りなすぎる。英国人にしかわからない社会的なニュアンスが含まれているのか、はたまた英国ジョークか???
"舞台で観てみたい"という好奇心は抱くが、映画で見ることはお薦めできない。時間があればどうぞ。
(2018/7/22 /ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:ブレインウッズ)
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