「ストーリーに色々詰めすぎ、でもイーサン・ホークはよかった!」リミット・オブ・アサシン mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーに色々詰めすぎ、でもイーサン・ホークはよかった!
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イーサン・ホーク主演のB級のSF感漂うアクション映画。
イーサン・ホーク、すご〜くかっこよかった!!
ただ、アクションは凄かったけれど、全体的に「キレ」がなかったように思います。主人公トラヴィスは心に傷を抱えた、孤独な休業中の殺し屋なんだけど、いともあっさりと、捜査官の中国人女性の色気に惑わされ、あれっという間に殺されてしまい、威厳も何にもなくて……といっても、イーサン・ホークの責任ではありません!愛情やら友情やら復讐やら医療実験やら組織の蘇生実験やら、ストーリーに色々加えすぎなのかも。
組織の蘇生手術により、24時間リミットの命を与えられる、という設定は面白かったけれど、腕にはめ込まれたデジタル表示は、ちょっと安っぽく、蘇生実験とやらの詳しい謎も明かされないままで、ちょっと消化不良。
中国人女性に殺されたのに、その息子を助けるべく命を掛けて奮闘するというのも、なんだかなあという気もしました。女性がピンチに陥ったときに、トラヴィスが車に乗ってタイミング良く登場するところはコメディかと思ってしまった。
メインのストーリーとは直接関係ないですが、中国人女性宅へ留守時に訪問して、子供と会話するシーンが何故か好きでした。イーサン・ホークはああいう感じもうまいです。
この間亡くなったばかりの、ルトガー・ハウアーが主人公の義父として出演しており、冒頭の釣りのシーンなど、イーサン・ホークとのツーショットは貴重かもしれません。
★印はイーサン・ホークに捧げるものです。
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