「WCKDは正しかった」メイズ・ランナー 最期の迷宮 空さんの映画レビュー(感想・評価)
WCKDは正しかった
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結局、WCKDは正しかったです。
空気感染するほどの強力なウイルスなのに、血清を量産することはなく、ただ移住してハッピーエンド…
流石に呑気すぎる結末です。
トーマスが1個だけ血清を持ち帰ってますが、あの島で量産できるとは到底思えません。
ハッピーエンドに水を差すようで悪いですが、海は繋がっているのでクランクの死骸が流れ着いて感染する可能性があるし、クランクの死骸を食べた魚を人が食べたら一発で感染するでしょう。というか生きてるクランクが流れ着く可能性もゼロじゃない。
トーマスのような感染しない体質の子供があと何人いるのか?いずれにせよ、ラストシーンの数年後の世界は誰一人として生き残っていない、地獄絵図になっていると思います。
血清を作れる唯一(?)の機関であるWCKDが潰された時点で詰んでます。
確かにWCKDのやり方では、大勢の若者が実験台にされて犠牲になります。しかしいずれ血清を作り出し、最終的に人類が存続する未来へ繋がっていたでしょう。
迷路に閉じ込めて試練を与えた結果、免疫力が高まった…という設定はちょっとよく分からなかったし、壁の外の弱そうな民衆ごときにWCKDの部隊が負けて都市が滅ぼされるというありえない力関係など、ツッコミどころも多いです。
というか2以降は迷路関係なさすぎますね…
「シリーズものは結局1が一番面白いよね〜」系の会話で、典型的な例として挙げやすい映画だと思いました。
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