「【”忠誠!”今作は、韓国警察大学校学生コンビの、前半は厳しいトレーニングの中で友情を育む姿をコミカルに描き、後半は若き女性達の命と身体を守るために退学覚悟で悪と対峙する姿がムネアツな映画である。】」ミッドナイト・ランナー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”忠誠!”今作は、韓国警察大学校学生コンビの、前半は厳しいトレーニングの中で友情を育む姿をコミカルに描き、後半は若き女性達の命と身体を守るために退学覚悟で悪と対峙する姿がムネアツな映画である。】
■警察大学に同期で入学したパク・ギジュン(パク・ソジュン)とカン・ヒヨル(カン・ハヌル)。
当初は、矢鱈に反目していた二人だが、喧嘩する程仲が良いではないがいつの間にか、仲良くなっていく。
ある日、2人は女の子と出会うために禁止されている地域での外出先で若い女性の拉致現場を目撃する。
二人で周囲に聞き込みを行い、彼女の名前がイ・ユンジュンである事と、居場所を突き止め、学校で学んだとおり警察に通報するも捜査は一向に進まず、無情にもクライシスタイムの7時間に向けて時間が過ぎていく。
意を決した2人は、自らの足で直接捜査を開始する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・前半は、韓国警察大学校の厳しい訓練風景の中、ギジュンとヒヨルの仲が育まれる姿がコミカルに描かれる。
・だが、二人が調子に乗って夜遊びに出掛けた時に見かけた若き女性を拉致するワンボックスカーと、大学で習った誘拐された女性の生存は7時間というクライシスタイムのシーンがその前に描かれている巧さ。
・後半は、若き女性達を拉致監禁し、彼女達から卵子を取り出し、愚かしき産婦人科医に高値で売るという事実が描かれるのである。
そして、二人は大学校規約違反で退学になるのに、女性達を早い時間で救うために夜中の道路をひた走り、犯人グループと対峙し、テーザーガンや警棒を使って彼らの悪事を阻止するのである。
■そして、警察大学校の教授たちの会議で、二人を退学にすべきという意見の中、二人に協力していたヤン教授(ソン・ドンイル)は、”二人の様な悪事を見逃さずに、警察官としての職務を果たした人間を育てた事を誇りとするべきである。”と毅然と述べるのである。
<そして、二人退学を免れ、留年と奉仕活動500時間を申し渡される。そして、二人が早朝にブツブツ言いながら、道を掃除しているとそこには、彼らが助けたイ・ユンジュンが、涙を流しながら立っており、二人を強く抱きしめた後に三人で韓国大学校の中に入って行くのである。
今作は、韓国警察大学校学生コンビの、前半は厳しいトレーニングの中で友情を育む姿をコミカルに描き、後半は若き女性達の命と身体を守るために退学覚悟で悪と対峙する姿がムネアツな映画なのである。>