「ダメな所が多過ぎてどこから言おうか」ワンダーウーマン 1984 omoroさんの映画レビュー(感想・評価)
ダメな所が多過ぎてどこから言おうか
ダメな所がありすぎてどこから手をつけていいか分からない。
どうしよう。
DC作品の多くに言える事だけど、最大の問題はロジック・プロセスがひたすら虚無である事なのは間違いない。
ロジック風なものが示されてるけどロジックになってなかったり、プロセスすっ飛ばして感動的風な結果だけ提示してきたりするもんだから言ってる意味は分かるけど感情が伴わない、みたいな事が最初から最後まで続くことになる。
あと、これ系の作品で致命的だと思うんだけどCGの処理の仕方が今時珍しい位いかにもCGですよ的な感じがモロ出しになっててなんかこっちが恥ずかしいんですけど。
真昼間の明るいシーンでCG使ったらそりゃ粗が目立つから明度落としたり高速戦闘にしたりスローなキメのシーンに絞ってお金投入したりするんじゃないのかな?
極め付けというか根本の所でもあるけど、デザインがコンセプトから細部に至るまで全体的にダサい。ダサかっこいいとかじゃなくて只ダサい。
80年代やるんなら1stジェネレーションとかアメリカンハッスルとかみたいにレトロなカッコ良さを志向してアレンジしたデザインにすべきだと思うけど、この作品は古いクソダサ映像をひたすら見せられてる気にしかならなかった。パワーアップスーツも単純にダサいわ機能も只の蓑だわで哀しみしかない。
なんかすぐ脱ぎ捨てるし。
敵のルックも動機も鈍重かつありきたり過ぎて乗れない。
唯一好きな所はラストバトルに向かって飛び立つ前のシークエンスだけどあそこももっとちゃんとお涙頂戴にできたと思う。
キリがないからこの辺にしときます。
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