「弱るダイアナの姿にもらい涙」ワンダーウーマン 1984 REXさんの映画レビュー(感想・評価)
弱るダイアナの姿にもらい涙
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冒頭の女神たちの運動会(?)シーンが複線となってラスト回収。
誰かの欲望は誰かの不幸の上に成り立っている。そんな社会のジレンマと、個人の抱える恨み、承認欲求、苦しみを絡ませて「悪なきヒーロー映画」に仕上がった。宝物を作った呪いの力を持つ神が特定されないのもいい。
前半、80年代のお気楽なコミカルさから一転、中盤以降は人生の苦しい選択を迫られる一人の女性として、悩み苦しむ大人な雰囲気に。
ダイアナは愛しい人を二度失った。でもそれは楽して苦しみから逃れたいと思ったから。
雲や雷を鞭で掴むCGはちょっとやりすぎな気もしたが、サマになるのはガル・ギャドットだからか。
スティーブのどことなく天然ボケな雰囲気が愛嬌があって、シリアスになりすぎず救われる。ヴィランなど周りのキャストもこれ以上ない配役。
ちなみにスターウォーズ計画というのは本当にあった軍事計画。ということは、大統領はレーガンをモデルにしたのだろう。どことなく似ている。
〉〉wikiより
アメリカ合衆国がかつて構想した軍事計画。通称スター・ウォーズ計画。 衛星軌道上にミサイル衛星やレーザー衛星、早期警戒衛星などを配備、それらと地上の迎撃システムが連携して敵国の大陸間弾道弾を各飛翔段階で迎撃、撃墜し、アメリカ合衆国本土への被害を最小限に留めることを目的にした。
今回の顛末を鑑みると、願いを取り消しても人々の記憶は消えないのだから、DC版の世界観ではヒーローの存在は庶民に認知されていると考えていいのだろうか。DCの設定が少しわからなくなってきた。
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