「私にとっての「米映画の典型」の1つのような作品。名作オマージュには満面の笑み」マインクラフト ザ・ムービー joさんの映画レビュー(感想・評価)
私にとっての「米映画の典型」の1つのような作品。名作オマージュには満面の笑み
たとえエンタメ映画であっても、約2時間の世界に一言ピリリと光る言葉をぶち込む。そんなアメリカ映画の典型の1つのお手本のような作品だと私は思いました。
「想像は破壊より難しい。だから、臆病者は破壊を選ぶ」。劇中にあったその言葉の意味は「トランプ再選」でよりその輝きは増しているように思いますが、それに限られない、「建設的な議論が難しいネット上の言説」に左右される「居心地の悪い現実世界」を思えば、仮に公開時の政権が今と違っても、大きな意味を持ちえていたように思います。
ただ、リベラルっぽく見えても、しょせん、白人・黒人の映画だなとも。東洋人の描き方は相変わらずで、「村」に主人公たちが着いてから、エンドロール中に白人校長が行う「チン・チャン・◯◯」的村人語表現に至るまで、不快感は拭えませんでした。おそらくのゲイ表現も、ぎりぎりアリなんだか完全アウトなんだか。
しかし、「丸い世界」の映画名作表現を「四角く」描いてたのは嫌いじゃなかったかも。「インディ・ジョーンズ」のど真ん中オマージュには、さすがに笑みがこぼれてしまいました。ストーリー展開はドラえもん映画以上に意外性がありませんでしたが、小ネタが分かったらもっとそれなりに楽しめたはず。今回は吹き替えでしたが(山寺さんはさすが。生見さんは新発見)、そのためにも1回は字幕で見直すべきかなと思えました。
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