劇場公開日 2025年4月25日

「ギャグり倒す、とにかくギャグり倒す」マインクラフト ザ・ムービー 木神さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ギャグり倒す、とにかくギャグり倒す

2025年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

単純

世界一売れたゲーム【マインクラフト】(以下マイクラ)の実写映画。結論から言うと2023年公開のマリオと同じく“ご存じパワー”で説明を最低限に抑え、ゲームの面白さを押し出した作風。物語は現実世界からマイクラ世界に迷い込んだ主役らが戻る手立てを探し、その過程でマイクラ主人公スティーブと共に悪党の企みを挫く王道ストーリー。

とはいえ筆者はプレイした事なく(奥が深すぎて人生に支障をきたしそうなんで)実況動画を見たくらいでの観賞だが、象徴する四角形で想像される世界・建築物・小道具・生物をデザインそのまま実写スタイルに落とし込んだビジュアルは“不気味の谷”をギリ超えず凝っていて面白い、特にキラキラカチカチのダイヤの剣は正直メッチャ欲しい。

出演者は【アクアマン】のジェイソン・モモアと【キングコング】【ジュマンジ】からジャック・ブラックのダブル主人公。※子役二人とお目付け役の俳優は知らないので割愛---先駆者として導き頼れる男であるスティーブをジャックが、過去の名声が忘れられない崖っぷちプロゲーマーをモモアが演じている。二人の役者的に配役は逆のイメージだが、それゆえのギャップが生まれてて好き。また吹き替えは主役級がプロ声優、有名なyoutuberや芸人の幾人かがヒツジや村人や悪ガキ役などでチョイ出演してるが違和感は感じない、むしろ悪ガキは普通に上手くて最初気づかず、後から調べたら日常組(ゲーム実況チームでメンバーの中に声優経験あり)だったので納得。村人は「ハァン」「フゥン」しか鳴かないが、現実世界に来てしまったヒカキン村人がEDクレジットで喋りだして声の違いに誰!?となると思う。

ただストーリーは王道だが流石に無難すぎて意外性ほぼなし。ギャグに舵を振り過ぎてそれはもう絨毯爆撃のごとく入ってくるわけだが、これも筆者は少々胃もたれ気味。一方マイクラに熱中している子供にはマイクラ世界の再現性の高さと共に良い塩梅になるかも。

木神
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