「それなりに楽しんだけど…」マインクラフト ザ・ムービー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
それなりに楽しんだけど…
原作ゲームは存在を知ってはいてもプレイした経験はない。だから、どんなゲームなのかを一応ウィキペディアで予習して臨んだ(改めてウィキペディアって便利と感じる!)。この予習がなければなんだこりゃ感が強かった気がする。それでもプレイ経験がないので、ゲームのキャラたちやゲーム設定がスクリーンに映し出される楽しさみたいなものを感じることはできなかった。
それでもスクリーン上で繰り広げられるゲームの映像はなかなか楽しかった。リアルな人間が演じているとは言え、ゲームの世界だし、非現実的設定として完全に割り切れたことが大きい。ジャック・ブラック演じるスティーブもちょっと面白かった。そういう意味ではそれなりに面白かったと言える。ただ、あれはジャック・ブラックだから成り立つもの。今まで彼が出演してきたコメディの延長線で楽しむものだった。
それに後半の展開がちょっと強引だったし、結局なんだったんだ?という気持ちにもなった。ゲーム原作の映画ってこんな感じになることが多い。やはりゲームを楽しんできた人たちでないと本当の意味で楽しめないんだろうな。ちょっとだけ置き去りにされた気分だ。
ゲーム原作の映画として思い出すのは当然「スーパーマリオブラザーズ」だ。あれと比べるのは酷かもしれないが、やはり見劣りしてしまう。もしかしたら続編があるかもしれないが、そのときには観るのを迷うだろうな。