「ラストの曲ですべてが救われた」アリー スター誕生 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストの曲ですべてが救われた
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アリーがジャックの後押しでステージで初めて歌うシーンは鳥肌がたった。IMAXのせいもあってかガガの息づかいがすぐそこに感じられて、まさに魂を揺さぶる歌声だった。
アリーが成功してしていくにつれて、ジャックの耳の病気が悪化していくとともにミュージャンとしての輝きもなくなっていく。そして、ジャックがますます酒とドラッグに溺れて行き、とうとうアリーの足手まといになり、取り返しのつかないことをしてしまう。飲んだくれの親父の忌まわしい血からのがれる希望が見えたみもかかわらず、自死を選んでしまう。この選択は、自分にはどうしても受け入れることができない。過去の栄光も捨ててディーヴァとなった妻をサポートする人生を選択してほしかった。日本でいまいちヒットしていないのはこのストーリのせいだと思う。
それにしても亡きジャックに捧げる曲を歌うラストは、とにかく最高。もやもやした自分の気持ちを涙に変えてくれた。
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