「ハートフルコメディ時々エロ」えろぼん!オヤジとムスコの性春日記 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ハートフルコメディ時々エロ
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前回の『おやじZ』からの路線をそのまま引き継いだようなコンセプト作品。多分、オークラ映画のロマンポルノの一種と言っても良い。ストーリー自体は単純で、エロ漫画のカテゴリの一つである『安心してヌける』展開である。妻を病気で亡くした男と息子がお互いそれぞれひょんなことから憧れの女性と巡り会い、軽く上手くいって、親子も仲良くなるという粗筋である。題名はストーリーとはあまり関係無く、もっと別のアイデアがあるんじゃないかと思うのだが・・・
出演している俳優はどれも決して上手くはなく、演技の酷さは仕方がない。まぁセクシー女優に濡れ場以外の演技を期待するのもナンセンス。演出も多分、細かい事を指示してるわけではないだろう、心が入っていない台詞のオンパレードである。だが、それでも何故だかハートウォーミングにさせてくれるのは、こんな事起こり得ることはないファンタジーが詰まっている展開なのだと思う。濡れ場であっても妙にリアリティを感じるのは、お互いがキチンと『愛してる』と呟きながらセックスをするからである。勿論、リアルではなく、リアリティである。こんな事が起これば幸せだなぁと多幸感をギュウギュウに詰め込んだ内容は、有る意味表現方法としては素晴らしいのではないだろうか。大人がホッとして観れるような作品は非常に少ない。そういう意味でも価値がある作品であると思う。ちなみにAVじゃないのでモザイクはかかっていない。あくまでも『見切れ』で対応しているので、その辺りの編集もファンタジーに彩りを添えているのであろう。
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