GHOUL グールのレビュー・感想・評価

【あらすじ】
1932年ウクライナで発生した大飢饉“ホロドモール"で当時に食人があった事を取材するドキュメンタリー 撮影クルーのアメリカ人、ライアン、ジェニー、イーサンが食人で逮捕された男・ボリスに取材をする。
現地のコーディネーターと通訳によると、よそ者には口を開かないだろうと、地元の霊能力者？を連れていく事に。
ボリスに「先に自宅で待っていてくれ」とカギを渡された一行は夜になっても現れないボリスに苛立つ。翌朝、コーディネーターと車が消えていた。霊能力者が悪霊の仕業で、誰もこの家から出られないと言いだし、一行は脱出を試みる…

作品の雰囲気はPOVでちょっと粗い画像になっている。
霊能力者の言う事には食人の霊が襲わせているニュアンスで説明を受けているが、そもそもドキュメント撮りに行って、自分達の部屋でプライベートまで撮影してるのがおかしい。
身体にキズが付いてるとか言い出して、「セックスの時にキズ付けられたから映像確認」とか、カップルで撮影にきて２カップルとも汚いベッドでおセックスしてるし、お前ら何しにウクライナまで来たんだ？(笑)
当然、人食いに襲われたりするのだが、最早ネタ切れと思うPOVでの様式である。
目新しさなど無く、犠牲者がギャーギャー喚き、コケる、落ちるを繰り返す。
暗いところにカメラの照明だけしかなく、照明(ランプ)持ってるのも居ない感じでどうやってそこに行った？真っ暗で居たの？とか疑問がわきまくる(笑)

正直、興味を持って観られる内容ではないし、オカルト＋モンスター的な荒らさでB級の枠を越えない。
実在したチカチーロと言うソ連の連続殺人犯(52人殺害)が映像で出て来て、見た目通り気持ち悪かった。怪物の顔もちょっと似てた気はする。