リーディング エドガー・ケイシーが遺した、人類の道筋。のレビュー・感想・評価
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白鳥監督のリーディング
エドガーケイシーの名前を聞いたことはあってもほとんど何も知らず、でもなんとなく避けていた自分がこの映画なら観てみたい、今このタイミングで知っておきたいとなって、シネマスコーレに足を運んだ。
催眠状態のリーディング。
なんとも怪しいけれど興味津々な世界である。
映画はのっけから、ケイシー療法と呼ばれるホリスティック医学の成果を物語るインタビューがつづく。
ガン患者にとって代替療法の選択肢のひとつとなっていて、その成果は極めて高い効果がある。
ヒマシ油湿布がいかにいいかなど、必要な情報がたくさん紹介される。
食事も生野菜にゼラチン、アトピーだったらナス科は避けるとか、どれも特別なことでなくすぐはじめられるわかりやすいものばかり。
ケイシーの生い立ちからの再現ドラマを挟んで、医者に見放された難病患者や医療関係者のインタビューがつづき、あらゆる現代病を治すことができる福音書に例えられていた。
催眠状態でアカシックレコードにアクセスして、リーディングする。
そのほとんどのデータが保管されていて、今でもそれが役立っている。
乳製品や肉や小麦粉などの酸性化しやすいものを絶って、体内をアルカリ性にする。
それだけで短期間に劇的に変化が現れるから、辛くなくつづけられる。
腸内洗浄や食事療法やヒマシ油もすべては浄化、排泄により、滞ることで病になっていた体内の血液やリンパ液やエネルギーの循環を正常化させるという単純な方法。
ようやく今のホリスティック医学が当たり前のように知れ渡るようになった基礎知識は、すでにケイシーが提唱していたものばかり。
血は腸でつくられるといっていた千島学説にも通じる世界が、よくアメリカのような国で潰されることなく広がったと感心するけど、日本はさらにそれを受け入れやすい土壌だと思いました。
全体では逆方向を向いたままの日本ですが、そんな日本だからこそ真の情報に触れたら瞬く間に広がり、ガタガタになって今にも崩れ落ちそうな現代社会の病理を、世界に向けて先陣切って浄化していくような社会になると信じています。
深い感動に包まれました
映画を観終わった後に、とても大きくて深い感動に包まれました。
金権や物欲に塗れ、物質文明の限界に到達しつつある現代の人類が、次世代のため、地球のために、これからどう生きるべきかを示唆してくれる映画です。
人を傷つけたりすることがエンタテイメントになってしまっている映画界。
こんな現代の世に、この癒しの映画が存在することは人類にとっての希望です。
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