「ブロリー」ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
ブロリー
ドラゴンボールで好きなキャラクターは?と尋ねられたら真っ先に思い浮かぶのがブロリーとバーダックだ。
この二人が出るというのだから観ないわけにはいかない。
数ヶ月前から有給を取り準備万端!
朝一で行ってきた。
脚本が鳥山先生とあって戦闘だけでなくギャグも散りばめられていて笑いと興奮に満足した。
過去作を彷彿させるシーンも幾つかあった。
極めつけはフリーザの願いだろう。
ドラゴンボールを知る者ならレッド総帥を思い出したに違いない。
これから毎年ブルマとフリーザがドラゴンボール争奪戦を繰り広げるのだろうか?(笑)
ブルマと言えば鶴さんに代わって久川さんが声を当てている。
久川さんの声の中に鶴さんの面影を感じた。
何の違和感もなく昔からそうであるかの様にキャラに声が馴染んでいたと思う。
前半はそれぞれの生い立ち、後半はバトル全開。
バーダックに関しては、たった一人の最終決戦が好きだが、このバーダックもこれはこれでありだと思う。
バーダックがこんな性格だから今の悟空がいるそんな感じがした。
欲を言うなら悟空を送り出した後に、最終決戦ばりにフリーザに立ち向かうバーダックの姿を見たかった。
ブロリー最強説というものがある。
ドラゴンボール超が始まり力のインフレは相変わらずだ。
力の大会でそれが更に加速した。
私もブロリーが好きなので最強であって欲しいと願うが力の大会を前に過去のブロリーでは正直届いていない領域だと思う。
仮想ブロリーとしてケールがいたが最強というよりは暴走と言った感じだ。
そんな論争をこの作品は一蹴してくれただろう。
初めて悟空がスーパーサイヤ人になった姿を見たときに、とんでもなくかっこいいと思った。
悟飯がセルゲームでブチ切れてスーパーサイヤ人2になった時もそう。
魔人ブウ編で悟空がスーパーサイヤ人3になった時もそう。
でも、悟飯が老界王神に潜在能力をひきあげてもらた時はダサいと思ってしまった。
何で黒髪のままなんだと。。。
ところが今回ブロリーが神々の領域であるはずのゴッドやブルーを前にして黒髪のまま互角以上に戦ってる姿を見て途轍もなくかっこいいと思った。
すげぇよブロリー!!
戦いの中でどんどん強くなるブロリーに高揚している自分を感じた。
過去作のブロリーはただ殺戮と破壊というイメージしかなかったが、このブロリーは純粋さと優しさを感じる。
その優しさが守られたのはチライのお陰かもしれない。
僕はこっちのブロリーの方が好きかな。
ゴジータのかめはめ波を食らってもまだ立ち上がれた気はするが決着は着かぬまま。
ドラゴンボールの世界にブロリーというキャラクターが正史として舞い降りた。
悟空とベジータ、ブロリーとそしてフリーザ。
これからどんな物語が紡がれていくのか楽しみだ。
ブロリー最強説は謎のまま終わりましたが、最後に悟空がブロリーに言った台詞と公式でもジレンやビルスより強いことは分かりましたし、それによってテレビ版でウィスが悟空とベジータが力を合わせればビルスに勝てるかもしれないという台詞にも、ゴジータがビルスより強いという証明をしてくれた感じでしたね。
まあ、ウィスはあの戦闘中、ただ1人、余裕過ぎて格の違いを感じました笑